概要
主要な経済指標の発表前後の取引には、通常よりも高いリスクが伴います。高影響度のイベント発生時には、相場が急激に変動し、価格の急変(ギャップ)、スリッページ、スプレッドの拡大などが起こることがあります。こうした状況下ではエントリーやエグジットのコントロールが難しくなり、トレーダー本来のスキルや戦略を反映しない結果が生じる可能性があります。こうした理由から、Moneta Fundedではほとんどの口座タイプにおいてニュース取引を制限しています。
ニュース取引は許可されていますか?
インスタントファンディングプロおよびPhoenixスケーリングプログラムを除く全プログラムで制限されています。
スタンダードプログラム(1ステップ、2ステップ、インスタントファンディング、スプリント):ニュース取引はチャレンジ(評価)フェーズおよびファンデッドフェーズの両方で制限されます。
スプリントチャレンジ:ニュース取引に加え、ギャップトレード、マーケットオープン、マーケットクローズでの取引も禁止されています。マーケットオープン/クローズの制限には、ニューヨーク、ロンドン、アジア各セッションのオープンおよびクローズ、ならびに日本時間午前7時(UTC22:00)の一般的なCFDロールオーバーが含まれます。
インスタントファンディングプロおよびPhoenixスケーリングプログラム:ニュース取引は全面的に許可されており、以下の制限は適用されません。
ニュース取引とみなされる条件とは?(前後5分ルール)
ある取引が「ニュース取引」とみなされるかどうかは、その銘柄に影響する、予定されている高影響度(レッドフォルダー)の経済指標発表時刻との時間的関係によって判断されます。予定されている高影響度イベントおよびその発表時刻については、ForexFactoryの経済指標カレンダー(forexfactory.com)を基準として使用します。
制限時間帯:予定されている高影響度の経済指標発表の前5分間および発表後5分間は、手動、またはテイクプロフィット/ストップロスのいずれによっても、取引の新規建て・決済を行うことはできません。
許可される例:予定されているイベントの発生時刻より2時間以上前に建てられたポジションは、制限時間帯中であっても決済することができます。これにはテイクプロフィットまたはストップロスによる決済も含まれます。
プラットフォーム時間について(ニュース制限時間帯の適用における重要事項)
ForexFactoryのイベント時刻は、サイト上で選択したタイムゾーンで表示されます。5分ルールを正しく適用するためには、イベント時刻をご利用の取引プラットフォームのサーバー時間に変換してください。
MetaTrader 5(MT5):サーバー時間は夏時間(サマータイム)期間中はUTC+3、冬時間期間中はUTC+2です。
MatchTrader:サーバー時間はUTCです。
対象銘柄でポジションを新規建て・決済する前に、必ずご利用のプラットフォームの時計でイベント時刻をご確認ください。
中・高影響度のニュース取引に伴うリスク
概要:高影響度のニュース発表時に取引を行うと、通常の相場環境とは異なり、コントロールが難しい状況に口座をさらすことになります。
ボラティリティの急上昇 — 価格が数秒のうちに急激かつ予測不能に変動することがあります。
スリッページ — 注文が希望価格から大きく乖離した価格で約定することがあります。
価格のギャップ — 相場がストップロスやテイクプロフィットの水準を飛び越えて変動することがあります。
スプレッドの拡大 — 発表前後にBidとAskの差が大幅に広がることがあります。
約定の不確実性 — 指値注文や逆指値注文が想定外の価格で約定することがあります。
発表直後は、スプレッド、流動性、約定価格が急速に変化する可能性があります。市場執行やスリッページについて詳しくは「なぜ自分の注文が異なる価格で約定することがあるのですか?」をご覧ください。
どの銘柄が影響を受けますか?
ある通貨についてForexFactoryカレンダー上で高影響度(レッドフォルダー)イベントが予定されている場合、その制限は当該通貨に関連するすべての銘柄(通貨ペア、その経済圏に連動する指数・コモディティ、暗号資産ペアを含む)に適用されます。対象銘柄はプラットフォームによって異なるため、以下ではMT5とMatchTraderそれぞれについてマッピングを示しています。
対象通貨は、ForexFactoryの高影響度(レッドフォルダー)区分に含まれるUSD、EUR、GBP、JPY、AUD、CAD、CHF、NZD、CNYです。制限対象となるのはレッドフォルダーのイベントのみであり、中影響度のイベントは対象外です。
MetaTrader 5(MT5)
外国為替(Forex)、ゴールド、シルバー、暗号資産、CFD(指数)、日経平均、原油、コモディティが含まれます。
MatchTrader
外国為替(Forex)、暗号資産、コモディティ、指数が含まれます。
銘柄の全リストについては「Moneta Fundedで取引できる銘柄」をご参照ください。金属、原油、ソフトコモディティはUSD建てであるためUSDの区分に含まれます。ゴールド・シルバーのクロス銘柄(XAUEUR、XAUJPY、XAUAUD、XAGAUDなど)は、それぞれの決済通貨(クオート通貨)の区分に含まれます。
今後のニュースを確認する方法 — 経済指標カレンダー
Moneta Fundedでは、予定されている高影響度(レッドフォルダー)イベントの基準としてForexFactoryの経済指標カレンダー(forexfactory.com)を使用しています。カレンダーを高影響度イベントで絞り込み、予定されている発表時刻を確認したうえで、その時刻の前後5分間は対象銘柄のポジションの新規建て・決済を避けてください。取引を行う前に、必ずご自身のタイムゾーンでイベント時刻をご確認ください。
ニュース取引ルール違反時の措置
このルールに違反した取引から生じた純利益は、控除の対象となる場合があります。
複数日にわたり高影響度のニュース取引を繰り返し試みた場合、口座の制限または違反措置の対象となることがあります。
週末のポジション保有について
Moneta Fundedの口座では、夜間および週末をまたいでポジションを保有することが認められています(スプリントチャレンジにおけるギャップトレードの禁止など、プログラムによる制限がある場合を除きます)。週末前にポジションを決済する義務はありません。
重要 — 週末のギャップは日次損失のブリーチを引き起こす可能性があります。週末明けに相場が再開する際、金曜日の終値から価格が大きく飛ぶ(ギャップする)ことがあります。ポジションを保有したままの場合、このギャップによって市場再開の瞬間に大きな含み損が発生する可能性があります。日次損失制限は有効証拠金(フローティング/未実現損失を含む)を基準に測定されるため、保有ポジションに逆行する週末ギャップが発生すると、有効証拠金が日次ブリーチレベルを下回り、口座がブリーチとなるおそれがあります。週末をまたいで保有するポジションのサイズを決める際は、このギャップリスクを十分に考慮してください。



